サテライト展示会場 言事堂
本展は、2014年に沖縄で始まったプロジェクト「漂泊之碑」から再生ガラスの作品「沖縄硝子」を中心に、かつての津波によって八重山諸島の浜辺や陸地に残された岩をモノクロ動画で記録する「津波石」の映像を紹介。
「沖縄硝子」は漂着したガラス瓶を琉球ガラス職人である屋我平尋と共に形にした。
沖縄の伝統工芸品として知られる琉球ガラスの歴史は意外に短い。明治期に伝来したとされ、戦後は米軍が使用し廃棄されたコーラなどの瓶を材料に再生ガラスとして、その呼び名とともに現在に至る。
様々な国から沖縄に流れ着いた浜辺のガラス瓶を集めて、ふたたびカタチにすること。それは、この小さな記憶とともに、あらたなものとしてこの地に息を吹き返す。(展覧会DMより)
展覧会ドキュメント(発行 miyagiya)
企画:町田恵美
会場写真:仲宗根香織
デザイン:山城絵里砂